人前で何か行動をする時にひどく緊張し、恐怖や不安を感じてしまい次第にそのような場面を避けるようになる事を言います。
簡単にチェックしてみましょう。
・自分への注目が集まってる状況で話す時、緊張・動揺してしまう
・公衆の場で食事をする時に不安を感じてしまう
・顔見知り程度の人と接することが苦手である
・電車などに乗ってる際に他人の視線を感じて辛い
・自分が目線を合わす事で不快感を与えていないか心配だ
・誰かに見られてる状況で書き物・電話をする事が怖い
みなさんは上記の項目にどれくらい当てはまりましたでしょうか。
全部当てはまるという方は社交不安障害の可能性が高いかもしれません。
もし社交不安障害を放置し続けるとどうなるか。それは若い人であれば学校へ行かずにひきこもりになったり、社会人であればまともに仕事が手に付かない状況になるかもしれません。
ひどい場合はうつ病を発症するケースもなくはないのです。
学校への復帰、就職活動を始める、会社へ復帰する と思っておられる人へ
精神科ではどのような治療法が為されているのかをこの記事では紹介したいと思います。
私個人の見解が含まれていますのでご了承ください。
ちなみに…
対人恐怖症は社交不安障害と全く同じものかと言われると微妙に分類が違うのですが、大きな枠組みとしては一緒です。
薬物療法

ごもっともです。
しかし、社交不安障害の症状を改善する薬には副作用と離脱症状と言うものが付きまといます。以下によく処方される薬をピックアップしてみたのでご覧ください。
よく処方される3つの薬
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)
主な効果:抗うつ、抗不安作用がある。依存性は比較的低いとされている。
主な副作用:吐き気や下痢などの消化器系統の異常。眠気やめまい。
脳内のセロトニンが不足し始めると気分が落ち込んで無気力状態になったりします。簡単に説明するとこの薬を服用することで脳内のセロトニンが一定に保たれ、神経の伝達がスムーズになり抗うつ・抗不安作用が期待できます。
社交不安障害の他にパニック障害の治療にも効き目があるとされています。
ベンゾジアゼピン系抗不安薬
主な効果:不安、緊張、不眠などを改善する。即効性があるが依存性が高い。
主な副作用:眠気やめまい。吐き気、食欲不振など。
社交不安障害になるとストレスにより不安を感じたり、睡眠不足を引き起こしたりします。この不安や睡眠不足を改善してくれる薬です。しかし行き過ぎた鎮静効果をもたらす事もあり昼間から強い眠気を感じたりする副作用があるので注意です。
三環系抗うつ剤(TCA)
主な効果:抗うつ、抗不安作用がある。効果が出るまでが長い。依存性は低い。
主な副作用:抗コリン作用による排尿困難、便秘、口の渇き。
SSRIで効果が出ない時に用いられることがある薬。しかし効果が出てくるまで4週間以上かかることがあり長期的な服用が必要になってきます。比較的安価ではあるが、副作用が発現しやすいというのが難点(個人差があります)。
よく処方される3つの薬について書きましたが、正直なんのこっちゃ?って感じかもしれません。
「ただ症状を軽くするだけでなく副作用もあるんだよ」という事を知っておいて欲しかったので紹介させてもらいました。
その理由は以下で語ります。
減薬と離脱症状について
紹介した3つの薬には程度の違いさえあれど、いずれも副作用・離脱症状を引き起こす可能性があります。
ここからは私の体験談です。
私は過去に精神科へ通い社交不安障害を治すために薬を服用していた時期があります。その時は薬に関する知識など無くて先生に全てを委ねていました。服用を始めてからは精神的に落ち着けるようになり症状が改善していきました。
そこで減薬(徐々に投与する薬を減らしていく事)を始めることになったのですが、これが個人的にキツかったです。ベンゾジアゼピン系の薬を服用していたのですが、離脱症状として吐き気と眠気、そしてひどい寝汗が症状として表れました。
このような体験をしてから自分で薬の知識を勉強しました。今後また精神科のお世話になるとも限りませんので知識として頭に入れておくことにしています。
副作用がきついからと途中でやめてしまう人も居るみたいですが、私はそれでは症状改善しないまま中途半端に終わってしまう!と思い我慢して服用を続けましたね。副作用はあるといってもやっぱり薬の効果はあると感じました。
診察を受ける前には離脱症状については調べておきましょう。
実際に服用してる期間は社交不安障害の症状が和らいだのも事実ですが、「長期間の服用には長期間の減薬がつきまとう」という事を知っておいた方がいいでしょう。
もし今現在服用していて怖いと感じても自分の判断で減薬もしくは断薬するのはやめましょう。必ず処方してくれた先生と相談をした上で判断してください。
精神療法

社交不安障害の方に行われることが多い精神療法をピックアップして解説していきます。こちらの療法では精神科の先生とのやり取りが不可欠になってきます。
支持的精神療法
これまでの人生の中で自分が不安に感じた出来事や苦痛な体験などを吐露して精神科の先生に受け止めてもらう(支持してもらう)事により、不安で支配されていた心を解放してあげて相談者を生きやすくする為の療法が「支持的精神療法」と言います。
認知行動療法
人間は一人ひとり違う考え方を持っているものです。同じような状況であっても「どう考え行動する」かなんて人それぞれで良いのです。しかし、社交不安障害に陥っている方は考え方が偏ってしまっており、幅広い考え方が出来ない状況になっています。
その患者の偏った思考を修正する(その思考自体を否定するわけではない)
そして解決方法を導き出し実際に行動に移す。
例えばこういう患者さんが居た場合であれば人付き合いのコツを学び、実践する。
このように問題を見つけ出し患者さん自らが行動に移し成功体験を増やしていく。そして次第に偏った思考から幅広い考え方ができるようになっていく。このような療法を「認知行動療法」と言います。
長期に渡ってひきこもっていて人との接触をほとんどしてない状態の患者さんには、いきなり認知行動療法を適用する事はほぼ無いでしょう。
多くの場合、そういう患者さんへは薬物療法から始めて精神的に落ち着いてから認知行動療法を行います。現在の日本ではこのパターンが多いそうです。
まとめ
社交不安障害を治すのに大事なのは第一に自分自身が本気で治したいという強い気持ちを持つ事だと考えます。
薬を飲めば解決ではなく、実際に自分から社会へ一歩を踏み出さないといけないからです。
私自身も薬を飲みつつ、人とのコミュニケーションを取る事に慣れていきました。それまで人と関わる事はほぼ皆無でしたので挫けそうになる時もありましたが担当の先生とのカウンセリングを通じて次第に感情を制御できるようになっていきました。
強い気持ちを持って治療に臨めば活路は見出せるはずです。焦らず、そして担当の先生と二人三脚で脱出目指して頑張っていきましょう。

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