最初にまず、私の経歴を簡単に紹介します。
- 高校入学~高校中退~高校卒業程度認定試験合格(旧大学入学資格検定)
- 大学入学~大学中退~半年休学するも何とか卒業
- 就職活動するも結果実らず、ニートになる(4年間)
- 社交不安障害で精神科に通う
- 地元のひきこもり支援事業を利用する
- いくつかのアルバイトを経験する
- 転職エージェントを活用し、正社員になる
このように、だらしない経歴の私ですが精神科やひきこもり支援施設、そして転職エージェントを利用した結果、ニートから脱出し、なんとか正社員になることが出来ました。
この記事では、私が地元のひきこもり支援事業を利用した時の事を淡々と書いていきたいと思います。
コンテンツ
親が勝手に支援要請していた…
私がひきこもり支援を受けることになったのは、親が(勝手に)支援要請していたからでした。
もちろん、ずーっと家にひきこもりっぱなしの私を見て心配していたからこその親の行動だったので責めることは出来ませんでしたが、当時は激しく動揺したのを覚えています。
当時は、対人恐怖症の治療として精神科にも通い始めた頃だったので、これまで1日中家に居ることが定着していた私にとってはかなりハードな生活が始まることになりました。
「このままでは、一人で生きていけない」
と内心感じていたのでハードな生活でも何とかやり切ろうと決意して、ひきこもり支援プログラムに参加することを決心しました。
支援員の女性が訪問してくる
まずは、お決まりの面談から始まるわけですが、支援員の方がわざわざ自宅へ訪問してくれるということになりました。
外に出る事は、当時「対人恐怖症」だった私にとっては物凄く怖い事でしたので訪問してくれるのはありがたかったですね。
自宅に来てくれた支援員の方は30代の女性でした。
最初の訪問では、これまで経験してきたこと(高校中退したことや、対人恐怖症で就職活動がままならなかったこと等)を包み隠さず話しました。
親以外と「話す」という行為自体が久しぶりだったので、物凄く気疲れしたのを覚えています。
2回目の訪問では、これまでの私の黒歴史を踏まえてどのような支援を行っていくのかを明確にする作業にあてられました。
私の場合は、まずはコミュニケーションに慣れる事から始めて、職場体験をしていくというスケジュールとなりました。
「コミュニケーションを赤の他人と取るなんて怖すぎる!」
「職場体験とか自分に出来るのだろうか…。」
と毎日思い悩んでいましたね…。
施設へ赴く&地獄の自己紹介
いよいよ、施設へ行く日。
前日…いや前々日から不安で頭がいっぱいで、ろくに眠れず、目にクマを作りながらの参戦となりました。
施設へ入ると、自宅へ来てくれた支援員の方の顔が見えて少しだけホッとしたのを覚えています。
施設の中のフリースペースと呼ばれる場所には、私と同じ境遇であるひきこもりの人たちが5名ほど居ました。
しかし、これまで他人とのコミュニケーションを全くしてこなかったので、顔を合わせることも、挨拶も出来なくて自分のふがいなさに苛立ちを感じましたね。
そして、最初に行われたのは「自己紹介」でした。そう、私が一番忌み嫌う「自己紹介」です…。
「人の視線が集中する上に、自分のことを話さないといけない…こんなに辛い事ってあるんだろうか…。」
と当時の私は思っていましたね。(いや、今でも思っていますが…。)
支援員の女性が「名前と年齢、好きなものを言ってください」的なことを言っていたような気がします。正直、自分が何を発言したのか覚えていません。ただ、物凄い緊張とプレッシャーの中で上手く喋れていなかったことだけは覚えています。
なんとか自己紹介をやり終えると、続いてレクリエーションが行われることになりました。
ひきこもりの人達とのレクリエーション
簡単なゲームや伝言ゲームなどを行いました。
中には体を使ったレクリエーションもあったりしました。
内容はぶっちゃけると小学校低学年がやるようなものでしたが、初対面の人達とコミュニケーションを取らないといけないのは当時の私からするとハードルが高いものでしたね。
そういう意味では、レクリエーションの効果は多少なりともあったと言えるでしょう。
職場体験に挑戦してみた
少しずつですがコミュニケーションを取る事に慣れ始めてきた頃に、支援員から「職場体験に挑戦してみませんか?」というお誘いを受けました。
どちらにせよ、今後クリアしないといけない課題なので思い切って挑戦してみることにしました。
正直この体験が私が「働いていける」という自信を持てるきっかけになったと思っています。
弁当屋さん
最初に職場体験させてもらったのは、小さな弁当屋さんでした。(ちなみに他のひきこもりの方は居なくて一人での職場体験でした)
気さくなおばちゃん達が働いている場所で、開店前の弁当の製造を体験させてもらいました。
その店で働く人の中には、ひきこもりの子供を持つ母親が居て、その経験談を聞かせてもらったりもしました。
印刷工場見学
これは、職場体験というよりも「お仕事見学」でしたね。
製版、印刷、断裁、製本などの印刷工程を間近で見せてもらいました。
製造工程を見終わった後に職員の人への質問タイムがあり、そこだけは苦痛でしたね…(何も思いつかなくて結局発言できなかった…)
スーパーの品出しの手伝い
スーパーと言っても大手のような規模の大きな店舗ではなく、地元の小さなスーパーでした。
倉庫から商品を取り出し、売り場へ並べるだけの単純な作業です。
しかし、対人恐怖症が完全には治ってない私からすると、店内に居る客に話しかけられるんじゃないかとビクビクしながらの品出し作業でしたね。
ここで経験したという事もあり、後に品出しをアルバイトとして経験することになります。興味があれば下の記事からどうぞ。

ひきこもり支援を受けてみての率直な感想
精神科に通いつつ、ひきこもり支援も受けていたので今までの堕落した生活から一転して毎日が忙しかったですね。
率直な感想として、ひきこもり支援を受けてみて良かったと思います。
サポート内容は、一般人からみればとんでもなくゆるいと思われるでしょうが、4年間ひきこもっていた私には丁度よいものでしたね。
ただ一つ言えることは、周りが優しい人ばかりで「働く事の厳しさ」みたいなものは学ぶことは出来ませんでした。
施設の方々はもちろん職場体験先の人たちも、ひきこもりである私に大変配慮してくれているのを感じました。
私は30歳まで時間があったので、スローペースでリハビリ活動を行えましたが、もし転職活動で厳しくなる30歳まで時間がない場合や諸事情ですぐに働きださないといけない場合を考えると、ひきこもり支援事業を利用するのは少し悠長と言えるかもしれません。

同じようなサポート受けたい人は「サポステ」を利用してみよう
私の場合は、地元にある一般社団法人のひきこもり支援事業を利用しましたが、もし同じようなサポートを受けてみようかなと考えておられる方は厚生労働省が運営している「サポステ」を利用してみると良いでしょう。
サポステでも、コミュニケーション講座やジョブトレ(就業体験)など、ひきこもりの自立を支援するサポートが充実しています。

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