この記事に来られた方は、自分が中年フリーターである。もしくは、このままでは中年フリーターになってしまうという危機感を持たれている方だとお察しします。
ぶっちゃけて言いますと、中年フリーターからは今すぐにでも脱出すべきだと考えます。
中年フリーターとは非正規雇用(契約社員、派遣社員、パート、アルバイトなど)で稼いだお金で生計を立てている概ね35歳~54歳のことを指す。
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フリーターのデメリットについて知っておこう!
正社員ほど昇給しない

正社員とフリーターとの収入差は、年齢が上がっていけばいくほど顕著にあらわれます。
正社員であればボーナスが支給されることが一般的ですし、年齢を重ねていくほど給料も上がっていくものです。
しかし、フリーターの場合はフルタイムで頑張って働いたところでバイトリーダーに昇進して時給が上がるかもという程度で、正社員と比べると微々たる昇給にしか期待できません。
このように収入が不安定というのがデメリットですね。
スキルが身に付かない

フリーターは、専門的ではない比較的簡単な作業が割り当てられる傾向にあります。
責任が重い仕事でなかったり、楽な仕事である等、正社員とは違ってメリットはあるのですが、このような作業を続けてもスキルは大して身に付かないのです。
スキルが身に付かないままフリーターを続けてしまうと、そこから正社員を目指すのは難しいです。
企業は正社員経験を大事にするものです。それは、ちゃんとしたビジネススキルを身に付けているかどうかを分かりやすく判断できるからなのです。
生涯独身の可能性が高くなる

中年でフリーターですと社会的信用がハッキリ言ってありません。
雇用が不安定で今の仕事をずっと続けられるかどうかも分からないですし、収入も正社員と比べて心許ないです。
このような状態ですと、付きあう事になったとしても結婚に踏み切ることが出来ないケースが多いと考えます。
末路パターンその① 生活保護
年金を払っていないと生活保護へ一直線?
フリーターと言っても
- 厚生年金に加入している人
- 国民年金を自主的に払っている人
- 国民年金を払っていない人
に分けられます。
①厚生年金に加入している人・②国民年金を自主的に払っている人であれば、将来年金を貰える事が出来るでしょう。(年金制度がなくなっていない限りは)
しかし、③厚生年金に加入できない仕事を選んでおり、国民年金さえも払っていない人は、将来年金を貰う事が出来ません。
実際、国民年金の納付額ってフリーターにとってはかなり高額です。まともに払っていたら日々の生活が出来ないというフリーターが居るのが現状ですね。
このように中年フリーターはギリギリの生活をしている人が多いです。働けている内は何とか生活が出来ますが、老後になると生活が立ち行かなくなります。
では立ち行かなくなった中年フリーターがどのような行動を起こすのかというと「生活保護を受ける」という選択肢にすがるようになるわけですね。
就職氷河期世代と呼ばれている人達の中には多くの中年フリーターが存在しています。その人達が老後を一斉に迎えた際に、生活保護に必要な予算が膨大になってしまうという予測がされています。
なので、生活保護があるから大丈夫と楽観的に考えていると痛い目に遭ってしまうかもしれませんので要注意を!
社会保険ありの会社で働くべし!
もし、正社員を狙うのではなく、フリーターを続ける気なのであれば「社会保険あり」の会社で働く事を強くオススメします。
将来を考えれば年金を払っておくに越したことはありません。なので、「厚生年金」や「健康保険」などに加入できる会社で働く事を目指した方が賢明なのです。
- 1週間の労働時間が20時間以上
- 賃金月額が月8.8万円以上
- 雇用期間の見込みが1年以上
- 学生でないこと
- 従業員501名以上(厚生年金の被保険者数)の勤務先で働いていること
このような条件をくぐり抜けて、ようやく社会保険に加入が出来るわけですね。
社会保険に加入すると、年金受給額が増えるだけでなく、保険料の半分を会社側が負担してくれるなどのメリットもあります。

末路パターンその② ホームレス
中年フリーターをしている方だと、最後の「生活保護を受けられる条件」について知りたい方が多いと思いますので、そちらを詳しく解説していきたいと思います。
生活保護は条件を満たさないと貰えない!
生活に困窮しているから必ず貰えると思ってる方も居るでしょうが、それは違います。
まずは、厚生労働省が発表している生活保護制度の要件を見ていきましょう。
生活保護は世帯単位で行い、世帯員全員が、その利用し得る資産、能力その他あらゆるものを、その最低限度の生活の維持のために活用することが前提でありまた、扶養義務者の扶養は、生活保護法による保護に優先します。
資産の活用とは
預貯金、生活に利用されていない土地・家屋等があれば売却等し生活費に充ててください。能力の活用とは
働くことが可能な方は、その能力に応じて働いてください。あらゆるものの活用とは
年金や手当など他の制度で給付を受けることができる場合は、まずそれらを活用してください。扶養義務者の扶養とは
親族等から援助を受けることができる場合は、援助を受けてください。そのうえで、世帯の収入と厚生労働大臣の定める基準で計算される最低生活費を比較して、収入が最低生活費に満たない場合に、保護が適用されます。
出典:生活保護制度|厚生労働省
生活保護を受けるには、このような要件をくぐり抜けないといけない訳ですね。
特筆すべきは「能力の活用とは」の部分です。
フリーターを続けているという事は本人に働ける能力があると判断される場合が多く、生活保護の受給許可が下りないケースが多いのです。
フリーターしながら生活保護がもらえるケースもあるが…。
働ける能力があるからと言って、生活保護費が絶対にもらえないという認識は誤りです。
フリーターでも生活保護費がもらえるケースは存在します。
例えば、フリーターとして働いているけど収入が「地域が定めている最低生活費を下回った場合」においては、働きながらでも生活保護費を受給する事が出来るのです。
最低生活費 > 収入 =足りない分を生活保護費として受給可能
シフトを目一杯入れてもらっても最低生活費に収入が届かないなどの場合において、ようやく生活保護費を受給できるのです。
このように働ける能力があると判断されてしまうと、生活保護を受けるのは非常に難しいという事が分かると思います。
脱出するコツを4パターン紹介
① 30歳になる前に正社員求人へ応募しまくる
まだ30歳になっていないフリーターの人は、今すぐ動き出して正社員を目指した方が良いです!
なぜなら、正社員になれる可能性は30歳を越えてしまうと非常に難しくなっていくからです。
企業は30歳以上の人材に対しては「即戦力」を期待するケースが増えていき、30歳以上のフリーターですと書類選考時点で落とされる可能性もなくはないのです。
なので、30歳までにいかに積極的に正社員求人へ応募するかが重要になってくるのです。

② 転職エージェントを活用して正社員を目指す
求職者に個別のコンサルタントが付き、就職のサポートをしてくれる人材紹介サービスの事を指す。
転職エージェントは「就職活動経験が乏しい」や「職務経歴に自信がない」というような人が利用するのに向いています。
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大手転職エージェントを利用してしまうと、転職活動が長引いてしまうリスクもあるので。
ちなみに、このサイトで最も利用者が多いのはジェイックです。

③ バイトからの正社員登用を目指す
バイトを続けながら正社員を目指す方法があります。
その方法とは「正社員登用制度のある企業で働くこと」です。
非正規雇用(バイトやパートなど)が企業の用意した「正社員登用試験」に合格すれば正社員に昇進できる制度のこと。
どのようにして正社員登用制度のある求人を見つけるかですが、求人サイトで「正社員登用あり」という条件で検索するのが手っ取り早いと思います。
タウンワークでの検索方法を紹介
正社員登用を探す時にオススメなのはすべての都道府県の求人を網羅しているタウンワークです。
トップ画面より自分が働きたい場所の都道府県を選ぶ
↓
「ぴったり!条件検索」のタブをクリック
↓
「社員登用」にチェックを入れて検索をかける(下図参照)
![]()
出典元:
タウンワーク
働きだしてから「話が違うぞ!」という事にならない為にも、しっかりと質問を準備しておくのが望ましいです。


④ 副業を始めてみる
いわゆるダブルワークのような考えで、フリーター一本では物足りない収入を補う為に副業を始めてみるという選択肢もあります。
実際このような働き方は増えてきていますね。
- 短期バイト
- 内職
- クラウドワーカー(データ入力やライティングなど)
- ブログ運営
- WEBライター
- 配信業(Youtuberなど)
- 投資(FXやビットコインなど)
フリーターは正社員と比べると比較的時間を自由に使えるので、空いた時間を上手く利用して上で紹介したような副業に挑戦してみるのも悪くないと思います。
初心者でも気軽に始められるので一度体験してみるのも良いでしょう。

まとめ
私個人の結論としては、「中年フリーターを続けるのは危険。早めに脱出を図ろう!」という事になります。
今現在フリーターをされていて「普通に生活出来てるし問題はない」と思われている方も居るかもしれません。
しかし、フリーターのまま中年になってしまうと、この記事で紹介したように生活保護を受ける事になったりやホームレスになってしまうリスクが高くなります。
そんな末路を迎えるのは嫌ですよね?
なので、歳を重ねていく前に正社員への道を目指した方が賢明だと考えます。
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